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英語が苦手な主婦のアメリカでの子育て奮闘記


by Bocce
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ホルモン療法開始

8月19日(木)、Dr. Mと会ってホルモン療法の説明を受け、薬を処方してもらいました。

乳癌には女性ホルモンであるエストロゲンを餌にして増殖するタイプ(ホルモン受容体陽性)とそうでないタイプ(ホルモン受容体陰性)があります。
ホルモン受容体陽性の乳癌にはエストロゲンの量を減らしたり、癌細胞がエストロゲンを取り込むのをブロックしたりする薬を使って癌の増殖をおさえようとする「ホルモン療法」が有効です。
ホルモン療法で使用されるホルモン剤はいくつかありますが、アメリカでは抗エストロゲン剤のタモキシフェン(Tamoxifen)がもっともポピュラーです。
抗エストロゲン剤は、ホルモン受容体にくっついて、癌細胞がエストロゲンを取り込むのを邪魔する薬です。
エストロゲン受容体の働きを邪魔するので、ホットフラッシュ(ほてり、のぼせ)、膣分泌物の増加、月経異常(閉経することもある)、情緒不安定などの副作用があります。
副作用は個人差があるので、2ヵ月後の検診でどのような症状がでているのか、またそれに対する対策を話し合います。
タモキシフェンを服用することで子宮癌になるとか、血栓ができるとか、白内障になるなどのリスクがありますが、かなり低い確率だそうです。
タモキシフェンを5年間服用することで、再発率を50%下げることができます。
1年、2年、5年、10年で再発率がどれだけ変化するか研究されたそうですが、5年と10年ではほとんど違いがなかった為に、5年が一般的です。

私の乳癌もホルモン受容体陽性なので、タモキシフェンを服用します。
私の再発率は11%なので、5年服用すれば5.5%。
1か月分の薬代は$5でした。
長年服用し続けるので、この金額は助かるなぁ。

ところで、放射線治療の請求書がバンバン来てますが、その金額がものすごい!
1回の治療代が保険適用前だと$1,196。
6週間半で33回治療を受けたから、保険なしでは治療が受けられませんね。
週1回のドクターの診察のたびに$800ぐらいプラスされてるし、放射線治療前の検査やセッティングなどで$17,157ですって。
アメリカの医療費ってなんでこんなに高いんでしょう???
保険があるから請求書が来るたびに払う金額は、$200~300ぐらいですんでますけど。
ちょこちょこ請求書を送ってこないで、まとめてくれればいいのにと思います。
by bocce | 2010-08-22 13:25 | 乳癌