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英語が苦手な主婦のアメリカでの子育て奮闘記


by Bocce
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交通事故と自動車保険

去年の3月に遭った交通事故のすべての処理が最近やーっと終わりました。
自動車保険会社とのやり取りが本当に大変だったので、ちょっとブログに書こうと思います。

フロリダで交通事故に遭った時、怪我に関する保険は自分の自動車保険でまかなうことを「整形外科とセラピー」で書きましたが、正確には80%が自分の自動車保険(以後、U保険)、20%が加害者側の自動車保険(以後、S保険)です。
U保険は病院側から医療費の請求が行くと、80%分の金額をきちんと支払ってくれていました。
S保険はすべての治療が終わって、今後一切保険金を請求しないという誓約書にサインするまで支払いはしません。

問題があったのはMRIを撮ったときの請求。
この請求書は病院側からでなく、MRI専門機関から保険会社に直接行きます。
このMRIの請求に対し、U保険は支払いを拒否しました。
医者にそのことを伝えると、「大丈夫。保険会社はMRI費用をちゃんと払ってくれる。」とのこと。
まず、私が犯した間違えは、その医者の言葉に安心してしまったことです。
本当はすぐにU保険に問合せて、徹底的に調べるべきでした。

MRI専門機関は何度かU保険に請求をだすものの、支払いを拒否されるので、ついには私に請求が来ました。
そこで、U保険に問合せ、なぜ支払わないのか質問すると、電話をさんざんたらいまわしにされて、なかなか返事がもらえない・・・。
U保険とMRI専門機関の両方に散々電話で問合せ、真相を追究すると、実はMRI専門機関がU保険に送った書類の必要なチェック項目に、チェックし忘れていたというだけの単純な問題でした。
しかし、それが分かった頃にはMRI撮影から3ヶ月が過ぎてしまいました。
私は知らなかったのですが、3ヶ月過ぎてしまった請求に対して、保険会社は支払いの義務はありません。
それからは何度U保険に問合せても、3ヶ月過ぎたから無効ですの一点張り。
本当に馬鹿げたことですが、アメリカでは良くあることだそうです。

ところで、MRIは2枚撮ったので$1,970。
これをいつまでもMRI専門機関に支払いをしないと、私のクレジットが悪くなります。
アメリカでは支払いが滞ると、クレジットが悪くなり、今後、ローンを組みたいときに金利が悪くなるとか、クレジットカードを作るのに限度額が低くなるとか色々なデメリットがあります。
クレジットは信用なので、私のお金に関する信用はがた落ちになるということです。
結局、泣く泣く$1,970自腹を切りました。
ちなみに、S保険が支払う予定の20%分の医療費も病院に払っておかないと、私のクレジットが悪くなります。
後でS保険からお金がもらえるものの、かなり手痛い出費です。

弁護士に相談すればどうにかなるかもしれませんが、それまでの電話のやり取りはすべて旦那にお願いしていて、旦那はそうとう疲れてしまいました。
残念ながら、私の英語力では、そういったやり取りはできません。
弁護士を使うと、大変なやり取りがまだまだ続くし、必ず勝てるという保証もありません。
旦那にしてみれば、痛い出費だけど、支払って終わりにしてしまいたいという心境でした。

しかし、まだS保険との交渉の余地があります。
S保険にMRI代を支払って欲しい旨を交渉すると、20%分しか支払わないとのこと。
でも、S保険から私に慰謝料が少し出て、それでMRI代はまかなえたのでホッとしました。
その、S保険とのやり取りが終わって、私が書類にサインしたのがつい先月のことです。

もう、2度と交通事故には遭いたくない!と、切実に思います。
今回のように避けれない事故もありますが、常に安全運転を心掛けるのが大切ですよね。
皆さんも、十分に注意してくださいね。
by bocce | 2008-02-08 11:48 | アメリカ生活